あけましておめでとうございます。
BABYMETALの2018年を振り返ると、苦難続きであり、活動は少なかったと思いがちですが、楽曲ベースでいくと、Distortion、Starlightの2曲をリリース(配信、MV)し、なにもなかった2015年、2017年に比べると活発に活動しています。
特にMVは2016年3月のKARATE、THE ONE以来であり、2年ぶりに制作されたもの。
しかしながら、新MVは本人たちを登場させられない事情(あるいは、登場させない判断)もあり、反響はいまいちインパクトに欠けたものに。
先日、YOUTUBEにあがっているStarlightのMVを見てみたところ、再生回数は200万回であり、ちょっと衝撃を受けてしまいました。
ということで、YOUTUBEの再生回数の伸びとしてはどの程度の評価なのか、調べてみました。
先ず、BABYMETALのMV直近の6作
MVは当然リリース直後であるほど勢いがあるはずですが、Distortion、Starlightの1日あたり再生回数は2万回台であり、KARATE、ギミチョコに遠く及ばない結果に。
BABYMETALの数字だけ見てあーだこうだ言ってもしょうがないので他アーと比較してみます。
比較がしやすいよう、ギミチョコのMVがアップされた2014年以降のものを調べました。調査日は、原則2018年12月31日ですが、アーティストによっては調査日が前後しており、数値には若干のブレがあります。
先ずは、紅白にも出場し、女性アーティストとしては現在最も勢いがあると思われるあいみょん
やはり直近にリリースした2作の勢いがすごいですね。文字通り桁違いの数字になっています。
次に、フェスなどの立ち位置がBABYMETALと似ており、昨年レコード会社を移籍し、MV制作などの活動も活発になってきたマキシマムザホルモン
なんと、レコード会社移籍するまで過去5年MVは作成していなかった(笑)
サンプル数が少なすぎてあまり比較になりませんが、それでも新曲の再生数はベビメタを上回る結果に。
さて、YOUTUBEの再生回数というのは、様々な疑惑のある数字であり、単純な比較は難しいとされているため、BABYMETALと近いアーティストとも比べてみます。
(1度視聴しただけでしつこくお勧めにあがってくるアーティストや全く関係ない言葉で検索しているのに勝手に検索結果にあがってくるアーティストがいて困ります(笑))
先ずは同じ事務所のPerfume先輩
おお!なんとかPerfume先輩はしのぐかたちになりました。
ただ、Perfume先輩はYOUTUBE戦略がベビメタと異なり、新曲リリースにあわせてショートverを先ずはあげて、リリース後、かなりの日にちを経てからフルMVをアップしたりしているため、ショートverと合算するなどしたらまた違う結果になるかもしれません(調査したのはフルMVのみです)。
次に、海外戦略などでBABYMETALがあとを追わせてもらっているワンオク先輩
むー、かなりBABYMETALと似た動きになってますね。
やはり色んな意味で似ていると感じます。
次は、セカオワ先輩
ここは同じ事務所(正確にはアミューズ出資が過半数を占める連結子会社)であるだけでなく、レコード会社も同じなので最も比較に適していると思います。
おおー、セカオワにはちょっとかなわない感じですね。
正直なんでセカオワが紅白に毎年でるのかな?とか思ってましたが数字的に素晴らしいんですね。
昨年リリースした曲は全て1日あたり再生回数10万回をキープしておりすごいことになってます。星野源さんの楽曲は僕の好みではありませんが、MVはELEVENPLAY等のダンサーも登場しとても楽しいものになってるんですよねぇ。
サンプル数は少ないですがこんな感じでした。
本来であれば、SpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスや、日本ではかろうじて生き残っているiTunesなどのダウンロードサービスなども比較して多角的に検証できればいいのでしょうが、素人には調査も限界があるので、わかりやすいYOUTUBEで調べてみました。
もちろんYOUTUBEは様々な操作が可能ですので不確実な指標ではありますが、明らかにおかしな動きをしているアーティストを除けば、だいたい世間の認識と似ているんじゃないでしょうか。
やはり、Distortion、Starlightの伸びはなかなかに厳しいものがあるのでは?と感じると同時に、立ち位置的にはPerfume、ワンオク先輩と同じあたりでいま懸命に踏ん張っているところとも言えます。
個人的にDistortion、Starlightはなかなかのスルメ曲だと思っているので、じわじわと伸びてくれたらいいなあ。
元々YOUTUBEやSNSなどをきっかけとしてファンを獲得してきたとされるBABYMETALですが、近年はその全てを放棄したかたち(あるいは放棄せざるを得なかった)。東京ドーム以降は、ライブのクオリティのみで勝負してきたこの2年ですが、2018年はそのライブ活動も縮小傾向。今後BABYMETALはどのような方向に行くのでしょうか。
2019年は3rdアルバムのリリースも期待されますが、配信されている2曲を含め収録されるであろう曲の多くはすでにライブで披露されていることもあり、プラスαで収録される新曲数曲とメディア戦略がどのようなものになるかが要注目といったところでしょうか。