2年近くの封印期間を経て復活したBABYMETAL。
ファンの間で避けて通れないのが3人目問題。
SU-METAL聖誕祭でもある広島公演でYUIMETALの不参加が発表されて以降、ファンの間ではくすぶり続けている問題だが、YUIMETALの復帰を望む強い声もあり、非常にセンシティブな問題で議論のしにくいところ。
ただ、1月に開催された幕張公演では3人目の加入を想像させる演出があり、ようやくファンの間でも議論することがオープンになったような気がします。
まず、そもそもBABYMETALに3人目が加入するのかどうかについて
・肯定説
幕張公演2日目最後の演出
エンディングのストーリームービーが流れると、THE OTHER ONEというもうひとつのBABYMETALの物語を通じて封印が解き放たれ、BABYMETALはあらたなステージへと旅立つということが告げられた。再びステージ上に姿を現したSU-METALとMOAMETALは(中略)空中階段のステップを登り始める。目指す先の目線の向こう側に(中略)ふたつのクリスタルの棺桶が出現すると、ふたりは棺桶へと導かれ(中略)吸い込まれていく。突如、ふたつの棺桶の間に光の矢が放たれると、もうひとつのクリスタルの棺桶が出現し、さらにはSU-METALとMOAMETALでもない、何者かが3つ目の棺桶の前に姿を現した。3つの棺桶が揃い、無限の宇宙が真っ赤に染まると、ビッグバンのような強烈な光と共に終演を迎えた。
(引用:Yahooニュース)
この演出から、ついに3人目が加わると想起したファンも多かっただろう。
・否定説
幕張公演オープニングの演出
巨大なゲートが開くと、THE OTHER ONEのTHRONEの世界と同じ玉座に鎮座したSU-METALとMOAMETALが姿を現し、壮大な復活の儀式が幕を開けた。
(引用:Yahooニュース)
オープニングでは玉座に座って登場したBABYMETALだが、多くのファンの証言によると、この玉座は3つあり、1つは空席だった。この演出からは、BABYMETALの3人目はいまだ空席であると捉えることができ、否定説の根拠ともなっていた。
この問題については、直近のインタビューでこんなことも語られている。
YG(インタビュワー):先の幕張公演のラスト・シーンでは未来を想起させる演出があって・・・いや、よくよく見たら、実はラスト・シーンだけじゃなかったんですよね。それこそオープニングの玉座のところからすでに・・・
SU-METAL&MOAMETAL:おお・・・。
MOAMETAL:伏線は張られてます。
(引用:ヤング・ギター4月号 令和5年3月10発行、以下ヤンギ)
この部分を素直に読むと、インタビュワーは、オープニングの玉座空席の演出は、エンディングの3人目登場と同じ意味の演出であると捉えていて、すぅもあもそれに同調していると考えられる。
ということで、エンディングの演出とオープニングの演出は繋がっているという結論にしたい・・・のですが、KOBAMETALはこんなことも語っている。
先日の幕張のエンディングで気になるシーンを見せられちゃったものだから、みなさん早く結末が見たくなっているんだと思います。あれもマルチバース的に言うと、何かがバグって未来なのか、過去なのか、別の時空の景色が一瞬見えちゃった、みたいなイメージなんですよね。
(引用:ぴあMUSIC COMPLEX vol.27 2023年4月10日発行、以下PMC)
あれは時空が歪んだ演出w
仮に未来が見えたのだとしたら新たな3人目ということになるし、仮に過去が見えたのだとしたらYUIMETALの幻影ということになり、玉座は空席のまま・・・
おいおいおいw
KOBAMETALの発言からは何が何だかわからないということになるのですが、すぅもあが
「BABYMETALは生まれ変わる」(SU-METAL、PMC)
「4月1日と2日ですべてが終わって、すべてが始まる」(MOAMETAL、ヤンギ)
と、力強く語っていることを拡大解釈して3人目が加わると思っておきます!(強引)
では、3人目は誰なのかということについて
ここまでBABYMETALの物語的な部分について考えてきましたが、新メンバー加入となると、どうしても事務所所属やレーベル契約などの現実的な問題も見据えないといけない。
もちろんバンドとしては掛け持ちやスポット契約などもないわけではないですが、BABYMETALの形態を考えると事務所問題は避けて通れないところ。
また、近年はいくらか緩和されたとはいえ、事務所を移籍するとなると、間に猶予期間を置くことが芸能界の慣例であることを考えると
①現在アミューズに所属している
②現在無所属(フリー)である
この観点は外せないことから、それも絡めて見ていきます。
では、以下、先ずはBABYMETALの舞台に立ったことのある方々から
〇YUIMETAL復活説
YUIMETALはBABYMETALを脱退したものの、現在でもアミューズ所属であり、契約的にはBABYMETAL再加入がしやすい立場。
また、YUIMETAL復活を望むファンの声も大きい。
そしてなんといっても、YUIMETAL脱退前後のSU-METALのインタビューを読むと、YUIMETALが帰ってくる場所を守らないといけないという強い意志が示されていたことからも最もYUIMETALの復活を望んでいたのはSU-METALではないかとも感じられた。
一方、YUIMETALが脱退してからすでに5年近く経ち、チーム内で、そろそろ新しいBABYMETALを始めようと考えを変化させていった可能性もある。
いずれにせよこの問題はYUIMETAL本人の体調・意志と、現メンバーの意向が最も重要な部分であり、とにもかくにもセンシティブな問題。
〇アベンジャーズ加入説
2019年6月からアベンジャーズと称したサポートダンサーを日替わりで加え、3人体制で活動してきたBABYMETAL。BABYMETALを支えたくれたアベンジャーズのBABYMETAL加入を望むファンの声も大きい。
アベンジャーズ1人目として加わったこのかたは元モーニング。の鞘師里保さんに似ていると言われている。(ちなみに筆者は、このかたと普段の鞘師里保さんはオーラが全く違うのでその説はあまり信じていない)
当時、鞘師さんはフリー。鞘師さんはダンスを得意とし、これは個人的な感想になるのですが、このかたとすぅさんのダンスのグルーブが似ていてすごい魅せられました。
また、鞘師さんはすぅさんとはアクターズスクール広島で切磋琢磨した間柄でストーリー性が十分なこともあり、BABYMETAL加入を推す声も大きい。
しかしながら、鞘師さんは現在ジャパン・ミュージックエンターテインメントに所属。ソロアーティストとして作品リリース、ライブ活動はもちろんテレビ出演ドラマ出演などバリバリに活動している芸能人であり、そもそもこちらが望んでもBABYMETALに参加してくれる意思があるのかといった状況。
アベンジャーズ2人目として加わったこのかたは当時さくら学院のメンバーだった藤平華乃さんに似ていると言われている。
藤平さんもダンスを得意とし、MIKIKO先生仕込みのダンスで難なくBABYMETALに溶け込み、当時中学生ながら横浜アリーナやMOAMETAL聖誕祭といった重要ステージに立った。
現在もアミューズ所属であり、BABYMETALがさくら学院から派生したユニットであることに鑑みるとストーリー性も十分であり、藤平華乃BABYMETAL加入を望む声も大きい。
しかしながら、現在藤平さんは@onefiveのメンバーであり、個人でも舞台やテレビ出演など精力的に活動している状況。
アベンジャーズの3人目、、、のかたについては後述。
〇CHOSEN SEVEN懐古説
アベンジャーズ導入前の真にBABYMETALが苦しかった時期にBABYMETALを支えてくれたCHOSEN SEVENを推す声も。CHOSEN SEVENのサポートダンサーは5名いるわけですが、ELEVENPLAY以外からピックアップしてみます。
2018年5月のカンザスシティ公演から登場したダンサー2名のうち1名は、アクション俳優や舞台女優として活躍していた佃井皆美さんに似ていると言われている。
YUIMETALが突如欠けたBABYMETALの本当に苦しい時期にBABYMETALを支えてくれた功労者であり、個人的にも佃井さんの快活な姿に魅かれてしまいこのかたへの気持ちというのはめちゃくちゃ大きいです。
事務所所属状況は、当時はジャパンアクションエンタープライズ所属だったが、その後フリー期間を経て2021年よりウイントアーツと業務提携というかたちになり、現在は舞台女優としての活動中。
YUIMETALの脱退が正式に発表された後の2018年10月幕張メッセ公演から登場したダンサーのうち1名は平井沙弥さんに似ていると言われている。
当時はCHOSEN SEVEN(メンバー2名、サポートダンサー5名)の一員の立場だったが、2018年12月シンガポールでのジューダスプリーストサポート公演やオーストラリアでのGood Things Festivalでは3人体制の一角として抜擢される。
YUIMETAL脱退後初めての3人体制であり、トライアングルフォーメーションが復活したことから、当時はこのかたがBABYMETAL新メンバーか!?と騒がれた。
3人体制の水先案内人になってくれた立場の人でアベンジャーズ0号とも呼べる存在なので個人的に彼女に対する思い入れはかなり強いです。
なお、平井さんは大阪のキャレスボーカル&ダンススクール出身でダンスのスペシャリスト。当時はフリーの立場だったが、その後アミューズの虎姫一座に加入。ところが虎姫一座が活動休止となり、アミューズを離れ、新しくオフィス・ビリーフに所属。現在は舞台女優やラジオパーソナリティとして活動中。
2018年10月幕張メッセ公演から登場したダンサーのうち1名は平井さんと同じキャレスボーカル&ダンススクール出身の大森小都乃さんに似ていると言われている。
このダンサーの姿に惚れこんだファンは多く、このかたを3人目に推す声はけっこうあったかと思います。
小都乃さんはその後KOTONOとしてガールズボーカル・ロックユニットIRONBUNNY(アイアンバニー)に加入。IRONBUNNYはハードなサウンドと女性3人のコーラスが魅力で、KOTONOさんはボーカリストとしての才能も魅せたが、コロナ禍やメンバー脱退もあり、2021年9月に解散。
KOTONOさんがフリーとなったため、BABYMETAL加入の可能性も!?と、思いきやギタリストとして著名なLi-sa-Xさん、NEMOPHILAの葉月さんとともに「KOIAI」というバンドを2022年12月に結成。いきなりインドのフェスに出演するなどし、今後本格的にバンド活動を加速していく模様。
ただ、いちおう現在も事務所的には無所属なようだ。
〇さくら学院説
BABYMETALはさくら学院から派生したユニットなので、新メンバー加入となればさくら学院からと考えるのが最も素直ということで有力な説。
2023年1月の幕張公演で「ド・キ・ド・キ☆モーニング」を演じた際に、別次元?パラレル?のBABYMETALとして登場した3人組のうち1名は元さくら学院の戸高美湖さんに似ていると言われている。
戸高さんはさくら学院卒業後の現在もアミューズに籍を置いている。SU-METALと同じくアクターズスクール広島→さくら学院という系譜をたどりストーリー性も十分なこと、ダンスが得意なことから、3人目のBABYMETALとして推す声は大きい。
実は個人的に、BABYMETALの3人目として、公演前から戸高美湖さんの幕張での登場を予想していました。というのも、さくら学院解散後、動向のはっきりしない卒業生は戸高さんのみだったことが大きく(卒業後に表に出てきたのはOYMワークショップというオーディション動画のPR動画のみ)また、アクターズスクール広島時代から追っていたということもあり個人的な願望でもありました。
しかしながら、幕張でのド・キ・ド・キ☆モーニングの演出を実際に目にし、逆に3人目としての可能性は低くなったと感じたところ。
ここで考察しないといけないのはド・キ・ド・キ☆モーニングの別次元BABYMETALの意味。
ライブで見た際は、体感的に感じただけのことだが、この度発売された雑誌インタビューでは以下のようなことが強調されていた。
・BABYMETALは10年の活動で一区切りとすることは以前から決まっていた
・次のステージに向かうためのプロローグとして生まれたのが「THE OTHER ONE」
・1月の幕張公演、4月のぴあアリーナ公演はBABYMETAL復元計画「THE OTHER ONE」の過程
・4月2日以降、新たなBABYMETALが生まれる
ということで、現状のBABYMETALは、過去の10年から、新しい10年(かどうかはわからないが新しいBABYMETAL)へ生まれ変わる途中の段階であり、幕張公演はその移行過程を表現したもの。
そう説明されるとあのド・キ・ド・キ☆モーニングの演出の意味もよくわかる。戸高美湖らが演じたのは過去のBABYMETALであると。
戸高美湖似の人とともに、2023年1月の幕張公演「ド・キ・ド・キ☆モーニング」で登場した1名は、元さくら学院の木村咲愛さんに似ていると言われている。
木村咲愛さんはさくら学院在籍時にすぅさんの名字を「鈴木さん」と思っていた(すぅさんだから?)という因縁もあり、個人的には3人目のメンバーに推したいところw
ただ、現在中学生であることと、活動は少ないながらもAMUSE CAMPの一員としてSNSなどにも登場していることから今後どのような活動をしていくのか非常に読みにくい。
以上がBABYMETALの舞台に立ったことのある人の状況。
他にも幕張公演ではちゃおガールの加藤ここなさんや元さくら学院の他のメンバーもいたとか、2021年の武道館公演では他にもさくら学院のメンバーやアミューズキッズがいたとの話しもあるのですが、これぐらいで。
次に、BABYMETALの舞台には立ったことのない人の可能性について。
(ここは完全に妄想エントリーとなっておりますw)
〇さくら学院OG説
根強いさくら学院OG説ですが、さくら学院OGは多数いるので、アミューズ所属またはフリーの立場から1人だけ挙げておきます。
岡崎百々子さん、藤平華乃さんとともにさくら学院時代に「KYG」(恐怖のイェーイ軍団)として活躍した麻生真彩さん(中央)。
彼女の高音は実にキレイで、さくら学院時代にベビメタのギミチョコをカバーした実績もあり、BABYMETALのScream(コーラス)担当としては申し分ありません。
現在フリーの立場でありアミューズ再所属に障壁がなければ復帰して欲しい逸材でもあります。
〇すぅメタル人脈から
BABYMETALももう大人であり新メンバーとなればメンバーの意向が最も大事、ということからメンバー人脈でも考えてみます。
すぅさん人脈といえばこのかた中元日芽香さん。
もう完全に妄想エントリーなんですが、すぅちゃんのもつグルーブとシンクロするのはなんといってもひめたんなんすよね。
アベンジャーズが始まったとき、すぅちゃんと鞘師さん似のかたがものすごいステージを繰り広げるのを見て、ひめたんも加わらないかななんて妄想したものです。
現実的には、ひめたんは復帰後もかわらず乃木坂46合同会社所属なのであり得ない話しではあるのですが、なんとこの度BABYMETALがソニーの「THE FIRST TAKE」に登場。ベビメタとソニーさんがそういう関係にあるのであれば乃木坂にも話しがつけられるじゃないか!と、妄想も膨らんだものの、ひめたんは2023年に本を出版する予定があるとのことです。
〇もあメタル人脈から
もあさんは、アイドルファンの側面を持ち、鈴木愛理さんや大阪☆春夏秋冬のMainaさんに凸っていってお友達になったり、そもそもプライベートでの人脈も芸能人が多いので候補は多数すぎるのですが、あえてこの方を。
菊地史夏さんはFUMIKAとしてParty Rocketsで活躍したかたですが、当時ある方面からはW菊地や丸顔同盟としても名を馳せていて。
まあ単に個人的にFUMIKAさんが好きってこともあるんすけど。
ちなみにFUMIKAさんは現在一般OLをされてるとのことですw
〇MIKIKOメタル人脈から
CHOSEN SEVENなどで活躍したダンサーはMIKIKO先生の人脈が大きいので、3人目のチョイスにも大きく関わるのではとも考えられます。
ですが、こちら方面はELEVENPLAYなど予想できる選択肢がいちファンからは乏しくさっぱり思い浮かびませんw
〇コバメタル人脈から
コバさんといえば中元すず香を見てメタルを歌わせようと考えたり、中元すず香と組む相手としてちっちゃなゆいもあを選ぶようなかたなので、彼が選ぶとしたら斜め上から来そうでまったく予測不可能ですが、話題になったのがこのツイート
幕張公演直後に謎のタイ語ツイートw
幕張で3人目加入を匂わされた直後なだけにそりゃこちらは色々考えるわけですよ。
そういえばF.HERO氏が最近アミューズに来てたなとか、コバさんと一緒に写ってたなあとか。
BABYMETALに日本人以外加入!?
タイ出身で他国で活躍しているといえば、韓国のブラックピンクに所属するリサさんが有名。
斜め上のコバさんからするとこりゃ3人目外国人説もあるなと。
そこでタイのアイドルや音楽関係を調べてみようと頑張りましたが、なんとタイはアイドル大国だったw アイドル多すぎるし、音楽も多種多様でもうさっぱりなんもわからず。
ということで行き着いたのはこのかた
F.HERO氏の娘さんのChujai(シュウジャイ)ちゃんDEATH!!
まさかこのかたが日本で事務所所属してるなんてことはないだろうと調べると、なんとCHET Asiaというところが日本独占エージェント契約を結んでると。先に獲られていたかあ。
と、妄想も大きく広がったところで最後に本命のこのかた
アベンジャーズの3人目として登場したこのかたは元さくら学院の岡崎百々子さんに似ていると言われている。
岡崎さんは現在フリーの立場でしょうからアミューズ再所属への障壁さえなければ3人目となる可能性は最も高いと思われます。
元々ダンスが得意であり、MIKIKO先生のお眼鏡にもかなった逸材でしょうし、さくら学院出身というストーリー性も十分。
そしてなんといってもアベンジャーズでの海外公演や、コロナ禍以降は2020年鹿鳴館ライブ、紅白歌合戦、2021年武道館と1人でBABYMETALを支え続けてきてくれたその功績は計り知れず。もう3人目はこのかたでと推す声が日に日に高まってきた、と記憶しています。
しかしながらBABYMETALは封印期間に入ってしまい、百々子さんは韓国のオーディション番組「Girls Planet 999」に出演という衝撃の展開。
結果は落選だったのですが、仮に合格していたらBABYMETAL3人目になるというのは"別次元"の話しということになります。
ということで、たぶんこのかた!という候補は絞り切れず、また、幕張での最後の演出は過去の幻影であり、”3人体制を封印する”意味であるとし、新しく生まれ変わるBABYMETALは完全2名体制でいく、あるいは、新メンバー複数加入の可能性まであるわけで、まったく予断は許しません。
結局、ここまで読んでもなにもわからないじゃないかというエントリーになってしまい申し訳ない気持ちにもなりますが、こんな妄想を繰り広げられるのもいまの間だけということでお許しください。